悪徳金融、ヤミ金とキャッシング

信用できる消費者金融も多くあるのですが、闇金融や悪徳金融と呼ばれる悪質な方法で顧客を騙す金融会社もあります。

闇金融や悪徳金融には、いろいろな手口があります。

まずは、押し貸しです。はじめに自分の銀行口座にいきなり知らない現金が振り込まれます。 このお金は、勝手に借金という名目になっていて、後日、法外な利息と共に返済を迫られます。

次は、ゼロキューゼロ金融です。ポストに投函されたチラシやダイレクトメールに記載されている身元の情報が携帯電話の番号しかないことから、「090金融」と呼ばれますが、その身元は一切不明です。身元が分からないので、何かあるとすぐ姿を消されてしまいます。 利息はありえないほどの高利で、取り立てもかなりの苛烈なものです。

続いて、カラ貸しです。ある日、知らない金業者から葉書やeメールが送りつけられて、融資したお金を返済しろ、と書かれています。 携帯電話やフリーダイヤルの番号も書かれており、「連絡がない場合、職場や家に連絡が行きます」とも書かれています。

他の手口としては、整理屋というのもあります。この手口は、悪意を持った金融業者と、いわゆる「特定弁護士」という悪い弁護士とがグルになって騙す方法です。悪徳弁護士が、多重債務の債務整理をするという名目で、法外な手数料を取るのです。加えて、さらに高利での融資を受けさせることもあるようです。

悪徳金融、ヤミ金かどうか確認する方法

悪徳金融業者、ヤミ金は、出資法できまっている上限金利(29.2%)を更に上回る金利をつけてとりたてる業者です。貸し金業者が悪徳金融かどうか見る必要があります。

@貸金業者登録番号があるかどうかを確認する
「○○県知事(4)○○号」「○○財務局長(4)○○号」などは、都道府県知事や財務局長の登録許可が出ているという事です。これだけで信用できませんが、ある程度、信用できます。なお、括弧内の数字は、3年ごとの更新回数のことで、更新回数が多い方が信用が増します。貸金業者登録を受けていても、1〜2年で閉鎖して、会社名を変えて再登録し直す場合もあるので、数字が1の場合、注意が必要です。 貸金行担当課や管轄の財務局に正規の貸し金業者かどうか確認すれば、信用は更に増します。

A業者組合の会員になっているかどうか確認する
「○○県貸金業協会会員 第○○号」など貸金業協会へ加入している場合も信用が増します。ただし、架空の登録番号を使用する悪徳業者がいる事もあるので要注意です。

B出資法違反の高金利ではないかどうかを確認する
実質年率29.2%を超えている金利の場合、出資法を違反しています。また、「無条件」「審査なし」「ブラックリストの人でもOK」などの広告をポストに投函、電柱などに貼り付ける会社は悪徳業者が多いので要注意です。

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