元利均等返済と元金均等返済の違い

金利が変動しなければ、返済する金額も変動しないのが「元利均等返済」で、最初の返済金額より、次第に軽くなっていくのが「元金均等返済」です。住宅ローンにおいては主として元利金等返済となっています。ただし、公庫は元金均等返済のローンも取り扱っています。この説明だけではわかりにくいと思うので、もっと詳しく解説していきます。

元利均等返済とは?

元利均等返済とは、元金及び利息を合計した額、すなわち返済すべき額全体を等分して返済していく仕組みのことです。特徴は、金利が変わらなければ一ヶ月の支払額も返済が終わるまでずっと一定である点です。

◆メリット
返済金額が一定金額になるため、になるため返済計画を簡単に立てることができる点です。とりわけ、固定金利による返済を選べば、変動金利を選んで借りた後に予期せぬ金利上昇によって支払金額が急増するリスクがあります。

◆デメリット
元金均等方式と比較して、借入金額(元金)に対する支払いペースが遅く、返済完了までの返済額が増えることです。

元金均等返済とは?

借入した金額(元金)を均等に分割してそれに金利を足して返済するのが元金均等返済です。返済当初は借りた元金の残高が大きいので利子も多くなりますが、特色は、返済が進み残高がが減っていくと徐々に支払いの負担も軽くなる仕組みとなっていることです。元金均等返済方式の返済額は、借入した金額(元金)を返済回数で割った金額に、元金残高に基づく利息分プラスしたものです。

◆メリット
元利均等方式よりも借入した元金の返済ペースが早いため、返済する金額を抑えることが可能です。将来、収入が減ることを見込んでいる場合は、固定金利を選んで、徐々に返済終了までの返済による負担を軽減していくとよいでしょう。

◆デメリット
当初の支払いによる負担が大きい点です。

このように、返済方法のメリット・デメリットがあります。それぞれの特色を理解して選択する必要があります。

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